FD3Sにオーバーフェンダーの取り付けを行ないました。方法は、通常良く用いられる方法ですが、
より完成度を高める為に色々と小技を加えてみました。


アウターとインナーのスポットを外し、分離します。
そして、よりタイヤハウスの奥行きを出す為に
インナー側を叩き上げます。この状態では強度が
出てませんのでアウター側のフェンダーはベコベコ
状態です。
今回、より深く叩き上げた為、インナーフェンダーが
足りなくなった分、ボンデ板で継ぎます。この状態で
アウター側は外にミミを曲げてあります。
継いだボンデ板を溶接してつなげているところです。
かなり奥行きが確保出来ました。
アウターとインナーを溶接(スポット)していきます。
ここもしっかりと溶接しておかないと、力が掛かった時に
剥がれたりします。この溶接が終わるとアウターのパネルも
ベコベコなりません。
溶接した部分はエポキシ系のコーティング剤でしっかりと
防錆対策をしておきます。もちろん、裏側も同様です。
さらに防錆処理をした後、水やゴミがたまらないように自動車用の
ウレタンシーラーを入れます。
もちろん、裏側も同様にシーラーを入れます。
さらに防錆処理を施します。
色が入りました。
仮合わせが終わっていたオーバーフェンダーをリベットで付けます。
この状態でサフェーサーも入っています。今回、より完成度を高める
為に元のフェンダーも塗る事にしました。と言うのも、FRPの製品特性上、
完全にピッタリと合わない為、どうしても仕上がりに満足が出来ません。
パテで多少オーバーフェンダー側を修正しようとも考えたのですが、
結構力が入るところですし、面で付かないのできちんと密着するか
心配でしたので隙間はウレタンシーラーで埋めました。
完成です。通常、オーバーフェンダーは “貼り付けました〜”という感じで
取付けられる事が多いのですが、ボディーとの一体感もそこそこあり
品良くまとまったと思います。でも完全にスムージングまでしてませんので
多少のレーシーさもあり、大人のチューニングという感じです(^^)
ちなみにフロントのオーバーフェンダーも取付け&塗装させて頂きました。
写真で見ると良く分かりませんが、かなりナイスです!

この画像は納車の時でまだワイドトレッドスペーサーが付いてませんので
かなりタイヤが入ってます(T_T)
このようにカーボンパーツには全てクリアーを入れさせて頂きました。
R-Mのクリアーは耐候性も非常に高く、白濁化もかなり防げます。
実物はかなり迫力があって、且つセンスがあります。エアロ類は全て
藤田エンジニアリングで統一されています。個々のパーツは高価ですが、
嫌味が無くいい感じです(^o^)
さりげなくもあり、でも明らかにノーマルとは違う・・・カッコイイです!


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